• 相続専門!国際関係業務にも強い!21年間の行政経験を踏まえて、皆様をサポートします!

    ■ はじめに(全体の進め方)

    まずは通帳・郵便物・PC/スマホ内のメモやメールから“手がかり”を集め、相続人の範囲確定→財産と負債の洗い出し→必要書類の収集の順で進めます。勝手な引出し・解約は避け、遺産分割前は保存行為(残高照明・取引履歴の取得など)に留めるのが安心です。

    ■ 証券(株式・投資信託・NISA・iDeCo等)

    • 手がかり:取引報告書、年間取引報告書(特定口座)、配当金計算書、証券会社のメール、スマホアプリ。
    • 確認先:利用の可能性がある証券会社へ相続窓口の流れを確認。残高証明・取引履歴・評価額を発行してもらいます(必要書類は各社指定)。
    • 留意点:NISAは口座廃止後に相続手続き、iDeCoは死亡一時金の手続きへ。未上場株式・持株会は会社・事務局に照会。名義人のログイン利用は避け、相続人としての手続で進めましょう。

    ■ 生命保険・損害保険

    • 手がかり:保険証券、口座の定期引落し、保険会社からの通知、医療費明細。
    • 確認先:加入が不明な場合は、生命保険協会の契約照会制度等を活用(死亡の事実が確認できる資料が必要)。損害保険(傷害保険・自動車保険の搭乗者傷害等)も死亡保険金・見舞金の対象がないか確認。
    • 留意点受取人の指定があれば、保険金は原則受取人固有の財産(遺産に含めない取扱いが一般的)。ただし税務・遺留分への影響は別途検討を。

    ■ 銀行・信金・ゆうちょ等の金融機関

    • 手がかり:通帳・キャッシュカード、ネットバンキングの通知メール、給与・年金の入金口座。
    • 確認先:該当しそうな金融機関へ相続手続を申出→残高証明書相続手続キットを入手。定期預金・貸金庫の有無も確認。
    • 留意点:口座は原則凍結されます。葬儀費用等の支払いは、各行の相続取扱いに従って進めます。

    ■ ポイント・マイル・電子マネー

    • 手がかり:会員カード、アプリ、メール(ポイント残高・キャンペーン案内)。
    • 確認先各社の会員規約・相続取扱いを確認。
      • 航空マイル:相続(移行)可否・必要書類・期限は航空会社で異なる
      • 共通ポイント(例:楽天・Ponta等)やEC系ポイントは、相続不可/可・失効・移行ルールが規約で定義
      • 電子マネー・Pay系残高は、払戻し・相続人への返金の専用手続があるかを確認。
    • 留意点本人アカウントへのログイン利用は避ける(規約違反の恐れ)。相続人としての申請で移行・払戻しを依頼します。

    ■ クレジットカード・サブスク・未払請求

    • 手がかり:カード台紙、アプリ、メール明細。
    • 対応カード会社へ死亡連絡→利用停止・未払請求の確認。サブスク(動画・クラウド・携帯家族割など)は停止・名義変更を個別に。
    • 留意点:カードの家族カード・ETCは返却・解約を忘れずに。

    ■ 見落とし防止の“ひと手間”

    • 郵便の転送設定で通知を受け取る/スマホ・PCのパスワード管理ノートや手帳を確認。
    • 固定資産税通知書から不動産名寄せを進める/勤務先・年金機関・労災の給付有無を確認。
    • 各社の様式は頻繁に更新されるため、必ず最新の案内で手続きを。

    ■ 小樽つちや行政書士事務所のサポート

    当事務所では、チェックリスト化・必要書類の収集代行・相続用照会の文案作成など、行政書士の範囲で実務を丁寧にサポートします。証券・保険・ポイント/マイルも各社規約に沿って整理し、税務や登記が必要な場合は税理士・司法書士と連携。まずは状況をヒアリングし、抜け漏れのない棚卸しから一緒に進めましょう。


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