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    ■最終的に「誰が実家を引き継ぐのか?」

    中編で、Gさん・Hさん・Iさんは
    「路線価・不動産査定・修繕費控除」を組み合わせた
    “公平な評価額”を決定することに合意しました。
    実質価値は 約1,050万円
    ここからいよいよ、実家を“どう分けるか”という本題に入ります。

    3人の意見は次の通りでした。

    • 長男Gさん
      「できれば自分が住みたい。ただし修繕費が重いので慎重に考えたい」
    • 次男Hさん
      「遠方だから引き継ぐ気はない。金銭での清算を希望」
    • 長女Iさん
      「私も住まないが、売却より“誰かが守る”なら応援したい」

    この時点で、“実家を売却するか”“誰かが引き継ぐか”の二択が浮上します。

    ■実家の状態を再確認し、長男の意思が固まった

    専門家の助言のもと、3人は実家を改めて訪れ、
    老朽化の状況を客観的にチェックしました。

    • 床が沈む箇所あり
    • 水回りは30年以上未交換
    • 外壁の塗装は大幅な劣化
    • 断熱材は旧規格で冬の寒さが厳しい

    これを受けて長男は決断します。

    「修繕費はかかるが、やはり自分が住んで守りたい」

    次男・長女も、長男の覚悟を受け入れ、
    「買い取りによる清算」という形で話がまとまりました。

    ■具体的な遺産分割の方法

    3人は以下のように合意しました。

    ◎① 実家は長男が取得

    評価額1,050万円を基準に計算。

    ◎② 長男は次男・長女へ「代償金」を支払う

    • 次男:350万円
    • 長女:350万円

    ※3人で法定相続分が均等なケースのため。

    ◎③ 修繕費は長男が単独で負担

    これにより、次男・長女は追加負担なしで公平に処理。

    ◎④ 相続登記は専門家と司法書士が連携して実施

    「実家の名義を長男に一本化」することで
    今後の管理・売却の自由度を確保。

    このように、
    評価額の統一 → 実家の引き継ぎ者の決定 → 代償金の支払い
    という流れがスムーズに実現し、遺産分割は無事に完了しました。

    ■兄弟が学んだ“相続で揉めないための教訓”

    今回のケースが示した教訓は大きく3つあります。

    ●1.「数字の根拠」をそろえることが最重要

    不動産評価のトラブルは、
    客観的資料を揃えるだけで半分は解決します。

    ●2.引き継ぐ意思と負担能力を確認する

    「誰が現実的に住むのか」「修繕費を払えるのか」
    ここが曖昧なまま話をすると必ず揉めます。

    ●3.専門家を入れると合意が早い

    第三者が整理役になることで、
    兄弟が感情的にならずに前へ進めます。

    結果、3兄弟は「実家を守りつつ、誰も損をしない形」で
    円満に手続きを終えることができました。


    ■小樽つちや行政書士事務所でサポートできること

    ・不動産評価の整理(路線価・査定比較・修繕費試算)
    ・兄弟の意見整理と合意形成サポート
    ・代償金精算を前提とした分割案の作成
    ・遺産分割協議書の作成
    ・司法書士・不動産会社とのワンストップ連携
    ・空き家対策(管理・売却・解体)の助言


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