• 相続専門!国際関係業務にも強い!21年間の行政経験を踏まえて、皆様をサポートします!

    相続の手続きは、「何から始めればいいのか分からない」という声が最も多い分野です。
    葬儀の準備、役所への届出、銀行や法務局での手続き——。
    やるべきことが多く、期限があるものも多いため、冷静に進めるためには全体の流れを知ることが第一歩です。
    ここでは、一般的な家庭での相続実務を時系列で整理してみましょう。

    ■第1段階:亡くなった直後(~7日以内)

    • 医師から「死亡診断書」を受け取る
    • 市区町村役場へ死亡届の提出(7日以内)
    • 火葬許可証の交付・葬儀社との調整
    • 世帯主変更届、健康保険・年金の資格喪失届など

    感情的にも大変な時期ですが、行政手続きには期限があります。死亡届を出すと同時に、戸籍や保険証などを整理しておくと後がスムーズです。

    ■第2段階:相続の基本調査(1か月以内)

    • 戸籍謄本を取得し、相続人を確定
    • 預貯金・不動産・株式・保険などの財産を一覧化
    • 借金や保証契約などの債務の有無を確認

    この時期は、「相続放棄」や「限定承認」を検討する重要な時期でもあります。判断期限は3か月以内。財産調査を怠ると、知らぬ間に借金まで引き継いでしまう恐れがあります。

    ■第3段階:分割と名義変更(3か月~10か月以内)

    • 相続人全員で遺産分割協議書を作成
    • 銀行口座・不動産・自動車などの名義変更
    • 相続税の申告が必要な場合は、10か月以内に申告・納付

    遺産分割協議では、相続人全員の同意が必要です。感情的な対立を避けるためにも、専門家の助言を受けながら、客観的に記録を残しておくことが大切です。

    ■第4段階:手続き完了後(1年以内)

    • 相続登記完了後の権利証の保管
    • 名義変更後の固定資産税・公共料金の引継ぎ確認
    • 生命保険金や葬祭費給付金の受取
    • 家族での振り返り・エンディングノートの更新

    相続は、財産の手続きだけでなく、「家族のこれから」を整理する機会でもあります。
    今後の介護・相続を見据えた準備をこのタイミングで始めるのがおすすめです。

    ■小樽つちや行政書士事務所でサポートできること

    当事務所では、「争族(争う家族)を防ぐ相続」をテーマに、

    • 相続人・財産調査のサポート
    • 遺産分割協議書や各種名義変更書類の作成
    • 相続スケジュールの整理と手続きチェックリストの提供
    • 税理士・司法書士との連携によるワンストップ支援
      を行っています。

    不安や迷いを感じたときこそ、専門家に相談することが安心への近道です。
    次回【相続コラム100】では、これまでのシリーズを振り返りながら、“これからの相続のかたち”を展望します。


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